万寿実家具ブログ

デンマーク家具を巡る旅11

名門 FREDERICIAを訪ねて②
今も残るモーエンセンが座っていたソファ Model2213

「作った家具を確認するには、自分で実際に使ってみるのが一番」
モーエンセンがデザインしたフレデリシア社製2213ソファ
モーエンセンのそんな信念から生まれたソファ。
1958年に自邸のためにデザインされ、自宅では実際に2台が置かれていた。
ソファ全体を本革で覆った何とも贅沢な仕上がりのソファは、その上品なデザインと快適性から
世界中の政府関係の建物や大使館、エグゼクティブオフィスなどで広く使われている。
革本来のしっとりとした座り心地が座るものに安らぎを与えてくれる。

デンマークの家具デザインの巨匠ボーエ・モーエンセン
モーエンセンの自邸
モーエンセン自邸
左手と奥に映るのがModel2213のソファだ

実はモーエンセンが実際に座っていた自邸のソファは現在フレデリシアの本社にある。
実際に見せて頂いた。
50年も使われていたものとは到底思えないほどで、半世紀の歴史の重みを革の経年変化が伝えていた。
とても貴重な経験だった。
モーエンセンが実際に使用していた2213ソファ
モーエンセンが使用していたフレデリシアに残る2213ソファ

2213ソファの作製の様子
フレデリシア社を訪れて
フレームは全て節のない無垢材を使用し、脚はアームまで一本の材でつなげ強固なフレームになっている。
見た目はとてもシンプルだが、クオリティの高い技術で作られている。

フレデリシア社の革のストックヤード
モーエンセンの家具に欠かせない革のストック。
品質管理は厳重にされ、ソファに使われる革は牛4頭分だそうだ。
傷や虫刺されなどの跡は避け、色味や革のニュアンスを確かめながら選ばれる。

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壁に並ぶのは各パーツの型。
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革の上に型押し器を載せ、そのままプレス機に入れる。
パーツごとに革の状態とニュアンスを把握しトータルで調和がとれるように使用する部分を決めている。

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革の縫製は全て熟練した職人が手作業で縫い上げていく。
革が重なる部分は厚くなるため特殊な縫製技術を要す。

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クッションが中で型崩れしないよう、カバーはクッションの中材より少し小さ目になっている。
力を入れて押し込むので、縫製がしっかりしていないと裂けてしまうため、技術を要し、とても神経の使う仕事だ。

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縫製部分に使用されるパイピングも同じ革から採られ、中芯はコットン材を使用している。
経年劣化で中芯が縮んだり、ねじれたりする安価なナイロン材は一切使用しない。

フレデリシア社のショールームに並ぶブラック革の2213ソファシリーズ
フレデリシア本社に並ぶ2213ソファ。
1人掛けや2 人掛けもある。黒で統一され、ずらっと並べられたこの光景には圧倒された。

IMG_5344.jpg北欧家具の本場フレデリシア社本社

お届けしたモーエンセンデザインのナチュラルな革を張った2213ソファ
前回のモーエンセン展でお買い上げ頂いたお客様が「革が気持ちよくて」とおっしゃっていただいています。
今はナチュラルなこの革もモーエンセンが過ごしたソファのように味わい深くなるまで
経年変化も楽しみながらお使い頂ければと思います。
ご家族で座った分の重みを感じながら・・・

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